昨日のこの記事の続きです。
今日はタイトル通り
良い方位に行くと本当にいいことあるのか問題
について書いていきたいと思います。
前回記事でも書きましたが、気学が「動の運命学」と呼ばれるゆえんがこの方位取りにあり、8年ほど前それを知った私は「嘘くせー!!(笑)」と思い、方位を取ったらいいことが起きるのか、実験しまくりました。
結論から言うと
コツがある。
そしてそれが難しい。
ということになりました。そのことについて詳しく書いていきますね。
方位の力を借りるならこれが一番大事
吉方位を取るだけで、金運・人間関係運・仕事運・恋愛運の全てが良くなると聞いて、「ホンマかー?」と思いつつも、実際に旅行に行ったり、お散歩に行ったりするだけで願いが叶うならそんなオイシイ話はないじゃないですか。
そう、めっちゃ疑いながらも
アタシ、内心すんごい期待してた!
すんごい期待しながら必死で方位取ってた!!
吉方位取りって、何も旅行で2泊3日以上取る以外にもやり方がいっぱいあるんですよ。それこそ毎日吉方位は変わるので、それに合わせて近所を散歩したり、ちょっとドライブで中距離を取ったり、すごく良い方位が巡ってきたら、長距離で2泊3日の旅に出たり、あとは家の断捨離とか。とにかくすべての運を逃してたまるかというがめつさと、実験のサンプルとして本当に毎日取っていましたね。3年間はまじめにやって、それ以降は気が向いた時にやってきた感じです。
それ以外にも友人やクライアントさんの中距離・長距離の旅行や引っ越しに対して、日時と行こうと思ったわけ、その人の運勢の状態、行った後のさまざまな変化などを聴取し続けてきて8年…データ収集と分析と解析はわたしの数少ない趣味なので、なんか楽しみながらやっていたらかなりデータが集まってきました。
それで分かったことなのですが、これねすごく逆説的なのですが
期待して方位を取ると叶わない。
ということが分かりました。どういうことかと言うと、「この方位に行けば運気がアップする」「人間関係・金運・仕事運・恋愛運が全てうまく行く」って思って取っている時って潜在意識的に何が起きているかと言うと
何もしないですべてを手に入れられたらいいな
と考えていて
それをもっと掘って行くと
自己不信感にぶち当たるんですよ。
奇跡にすがってしまう時って、結局は「自分の力ではどうにも出来ない」という根本的な自己不信感があるからこそ、そういう行動に出てしまうんだと思うんです。実際、私が3年間ずっと方位を取っていたにも関わらず、ほとんど何も起きなかったのは、そういう自己不信・依頼心の強さからだったと思っています。
逆に、吉方位取りをして「あ、これは取れたな」と思った出来事がたった2回だけありました。その2つに共通していることが
何も起きなくても、自分の力で自分の人生を切り開いていこう
そう思いながら方位取りをした時でした。
行動の世界への応援
始めて気学に触れた日。わたしはまだ時計屋の店長でしたが、部下との関係で死ぬほど悩んでいたんです。死ぬほどというのは大げさではなく、もう私が死ねばこのお店よくなるのかな?という極端な考えに至るまでかなり追い込まれていました。
そんな時に友人の紹介で、気学の先生に鑑定して頂くことになり、藁にも縋る思いで相談し、そこで言われたことは、部屋の掃除と、ごみを捨てる方位でした。そんなことでこのイヤな現実が全て変わるのならいくらでもやる。そう思って、家に帰ってからすぐに部屋の掃除を憑りつかれたように、急激に始めました。
これで現実が変わる
こんな苦しい毎日から解放される
やっと終わる
こんな苦しみから逃れられる…!!
片付けながらそんな想いばかりが頭を占拠し、どんどん物を捨てどんどん片づけが進むうちに、ふいに大粒の涙がボロっと床に落ちました。
何やってるんだろう。
そう思ったんです。
わたし、今何やってるんだろう。
片付ければ、現実が変わる?
明日から苦しくない?
どうしてそんなことを信じたのだろう?
バカみたい。
こんなまじないみたいなことに縋(すが)って
バカみたい。
これで現実が変わらなかったらどうする?
苦しみが続くとしたらどうする?
何も起きなかったらどうする?
その世界でわたしはどう生きていく?
またこうやって、何かに縋るの?
相手や環境を責め続けるの?
これから一生、そうやって不運を呪って
その度に、こんないかがわしいものに縋るの?
情けない。
情けない。
なんて情けない。
いつまで弱いままでいるつもりなんだろう。
わたしはいつまで、人の顔色を窺って
言いたいことを我慢して
一番言いたいことを言わずに
一番やらなきゃいけない
本音で向き合うということから逃げ
それ以外の方法に逃げるのだろう。
もう嫌だ。
こんな弱い自分はもう嫌だ。
こんなことに逃げるのも嫌だ。
掃除して、明日仕事に行って
何か変わるのを待つのではなく
明日、私から運命動かしてやる。
もう逃げない。
戦ってやる!!
そう思いながら本当にワンワン泣きつつ部屋の掃除が終わった時には、驚くほどスッキリして、よく眠れました。
次の日指定された方位にゴミを捨てた後、私に迷いはありませんでした。すぐに今まで悩んで来たこと、もう自分ではどうすることも出来ない、助けて欲しい旨を上司に相談しました。すると上司からは「待ってた」と言われたんですね。
「大丈夫?って聞いても大丈夫としか言わないし」
「もうお前の手に余る事態になっていたことは分かってた」
「いつでもこちらは手を打つ準備が出来ていた」
「あとは中澤から声がかかるのを待っていた」
もう茫然としましたよね。私が下手なプライドをこじらせて、片意地はっていなければもっと早く解決したんじゃないかと。そしてその後、上司が迅速に動いてくれて問題は1か月で解決。その部下は職場を離れることになりました。ちなみにこの問題、4年間こじらせていたんですよ。4年悩んだことが、1か月でスピード解決。もちろん、他のスタッフも超ビックリしていて
「店長、何か魔法を使いましたか?」
と目を丸くしたほどでした。魔法を使ったのかも知れないし、使っていなかったのかも知れない。気学のおかげでこうなったともいえるし、勇気を出したからこうなったのかも知れない。その謎が知りたくて、のめり込むように勉強を始めたわけです。
でも、その後自分や他者の方位取りの研究を進めていく中で、結論として得たものは
方位取りは、行動のアシスト
であるということでした。
今は引き寄せとか宇宙の法則とか色々ありますが、それらすべてに共通することは「願うだけじゃ叶わない」ということ。それは全ての運命学もまた然りなんです。
もうね、最後の神頼みみたいな感じなんですよ。自分でやることちゃんとやって、そうやって行動したあと、最後の一手の力を貸してくださいおなしゃす!!でももし、力をお借りできなくても、その後の結果をしっかり受け止めて自分の力で生きてみせますので、見ててください!!
っていう純然たる願いで方位を取ると、アシストしてくれる。わたしはそう決定づけましたね。それでブレイクした方、昇進した方、結婚した方色々います。
最初はエビデンスにこだわっていましたが、なんでも科学的に証明することは不可能だなと思ったし、それ以上の大いなる力というものはやっぱり「ある」。それはもう感じるしかない、信じるしかない。そしてそういうものは、正しく動いている人には優しい。
正しく動くとは、自分から逃げない人、本心から目を逸らさないひと。そういう人の決断と行動には力を貸してくれるなぁと思っています。
だから方位取りって、マインドがめちゃくちゃ大事で、全員が取れるわけじゃないなって思っているので、セッションでもその人の状態を見て、方位を取ることで依頼心や依存心が増してしまいそうな人には、私はご案内しないですね。その代わり、すごく強く部屋の掃除をおすすめしています。ただ、これも「掃除をすれば運が上がる」と思ってやると全く効かないんですよ。掃除の仕方に関しては、また次回詳しく書いて行きますね。掃除は方位取りより強力ですよ、当社比として。
逆に、運勢もその人の味方をしてくれていて、自分の心に素直に従い行動を続けている方には、気分転換にこちらの方へ旅行へ行ってみたらどうですか?と提案することがあります。この人なら、依頼心・依存心が増すことなく、運気がさらに味方してくれるマインドと行動力があるだろうなと思った場合に限り。それくらい、方位取りは難しい。
とはいえ、「じゃあマインドセットがなっていないうちは取っても無駄か」と言ったらそうでもないんですよ。単純にいい方位だよーって言われた方向に旅行に行くって、普通に気持ちが良くないですか?それに旅行をするって、普段の生活圏から離れることだから、それだけで思考変化が期待できるので、個人的にはまず気分転換が出来れば十分かなって思っています。そうやって気運を整えることから始めるのも大事。
環境を変える重要性はこちらでも書いてます。
そういえば、何も知らないのにいい方位ばっかりに旅行に行く人っているんですよ。しかも何月何日までドンピシャとかそういう神がかった人っているんです。そういう人は「あなたがやろうとしていることは全てに応援されています」っていう事だから、その運の強さに慢心せずに、自分を信じて欲しいものを貪欲に取りに行って欲しいんですよ。それが社会貢献に繋がるから。うじうじしないで。愛されてるから。
もっと細かいことを書けば色々あるのだけど、とりあえず私の8年の研究結果の一部をシェアしましたので、ご参考にしていただけたら幸いです。
次回はお掃除・断捨離と運の関係を書きますね~!
ではまた!