Facebookさんは本当に親切で、過去の今日どんな投稿をしていたかを頼まれなくても教えてくれる。お陰で定期的に人生を振り返ることが出来る。
このFacebook投稿だけではさっぱり分からない方もいると思うので、改めて自分のことを詳しく書きたいと思います。
私は22歳から35歳まで某大手時計メーカーにて販売員として勤務していました。内10年間は店長として店舗運営・部下育成に従事。30歳の時に前々から興味のあった心理学と占いを学び始め、それ以降はサイコセラピー・カウンセリング・コーチングと学びを深めて行き、コーチとして2016年に独立。同時に以前から趣味であった写真が仕事となり、カメラ事業も手掛け、その後リクエストにより気学も仕事になって行きました。
こういう書き方をすると、なんだかやり手のような感じがしますが、実際はそんなことはなく、就労中うつになり、希死念慮にあらがえず、自死を選択したり(未遂で終わりましたが)とにかく人生のほとんどを「精神がおかしい」状態で過ごし、そんな自分が苦しくて、普通に生きてみたくて、ずっとずっと自分を救うために学び倒し、実践してきたような人間です。
急に重いことをさらっと書きました(笑)
そうそう、なぜこんな話をしたかというと4年前のFacebook記事が発端です。この記事を読んで「こういうことを書きたくてブログを始めたんだった」と思い出したんですね。
そもそもこの4年前の記事を書いている当時、わたしはまだお勤めをしながら、独立を目指してコーチングの修行をしていました。SNSを始めたのもこの記事より少し前くらいだったと思います。個人事業とSNSって切っても切れないですからね、ビビりながら始めたわけです。
そうやって始めたSNSを見て、まず一番最初に思ったのが
「なんてこの世は嘘ばっかなんだ!」
という衝撃の事実でした。
いい仲間に恵まれています投稿。
毎日充実しています投稿。
学びが楽しい投稿。
おしゃれなホテルラウンジで茶しばいてます投稿。
ほかにも、ほかにもキラキラキラ…
人ってこんなに上手くいっている面しか出さないのか…
そしてこの上手くいっている面だけを見て人は人に憧れるのか…
そういう世界があることにびっくりしたんですね。
わたしは精神が歪んでますから、そういう投稿があんまり面白くなくて(笑)
どうせだったら、失敗談とか、がむしゃらに生きている誰かの様子が書かれたような記事が読みたいなと思ったんです。
もちろん、そういう投稿をされている方は当時からいらっしゃいました。
ただ、コーチとかセラピストとか「対人支援職」の方だとあまりそういう投稿をされている方がいらっしゃらなかったんですね。
それはそうですよね。自分の中の葛藤や苦悩なんて書いてしまったら「このコーチ大丈夫?」となってクライアントさんが付かなくなる可能性がありますもんね(笑)
だから多くの方々はそんな自分をひた隠し、何事もないように悠然としてみせるのだなぁと理解が出来ました。そしてそれが、対人支援職のプロとしてのマナーなんだなということも学びました。
でも自分はやらない、って決めたんです。
面白くないから(笑)
それで例え、売れなくなったとしてもいいやと思いました。
綺麗に並べた美しい花々の中で
泥にまみれた大根のように生々しく在りたかった。
自分を良く見せて売れても、どうせわたしの精神力の弱さでは、簡単に破綻する。そんなことは始める前から分かっていましたから、ならばちゃんと思っていることを正直に書いていこう。それで世間様に面白がってもらえたらラッキーだし、そうでなかったらそれはそれでいいや、別の手を考えよう、自分に正直に生きたことには変わりないし。
そんな感じで先ほどのような投稿をFacebook上に書くようになったのが4年前でした。
そして4年後
めっちゃ魂売ってたよね(笑)
いざ独立したら「売れたい」「選ばれたい」「認められたい」という承認欲求と不安でいっぱいになりまくって、いつの間にか「超仕事が充実してます~!」とか「オフめっちゃ楽しんでますぅ~!」とか「仲間に感謝~!!」みたいな投稿ばっかりしてたよね!!(笑) ※時間があったら私のFB記事見てみてください、必死だからw
もう本当に、そういう投稿してた人をディスってごめんなさいですよ。
気持ちが分かったよ、そして苦しみもわかったよ。
そして何より、自分を偽ってうまく行っているように見せかけるのにもう疲れた。パトラッシュ僕もう疲れたよ、よりもババアはもっと疲れたよ。
そう思っていたら4年前の記事をFacebookさんが教えてくれたわけです。
まるで4年前の自分から激を飛ばされたような感覚でした。
「ちょっと、なにダサいことしてんの?」
「自分偽って、売れたってしょうがないじゃん」
「そんなの望んでないでしょう?」
「自分を正直にさらすって決めたじゃん」
「そんくらいしか芸がないって前から分かってたじゃん(笑)」
そうやって4年前の自分が腕を組んで笑いながら言ってくれている気がしました。
覚悟した
今正直に書くと
「自分の思ったこと、感じたことを正直に書けない職業ならいらない」
って思っています。
自分を偽ってお金を稼ぎたいなら、営業スマイルで販売やってた時と何も変わりませんから。もっと自分を飾らず、表現したくて独立したのに会社員の時より不自由になってどうすんだよ、ってここ数年はずっと思っていました。
だから、好きなように、自分を表現していきます。
今日はそんな決意表明のような記事ですみません。次回からギアを上げていくので読みたい方だけ読んで頂けたら幸いです。
失うものが何もない人間の強みっておもろい。